あなたと恋の始め方①
「大丈夫。美羽ちゃんのペースに合わせるから」
小林さんの言葉に私の思っていたのと違ったことを知る。少しがっかりしている私がいた。私の中にあった『責任』は小林さんの思っている『責任』とは違う。私が思ったのは…幸せな未来…結婚だった。付き合い始めたばかりなのに、結婚なんか言葉が出てくるはずはないと思っているのに、そんな甘い言葉を期待してしまう。
恋愛=結婚ではない。それくらいは私も分かっている。それでも私は小林さんの傍にいたいから、そういう形になるものが欲しかった。恋は人をこんなにも欲張りにする。
食事が終わると、また手を繋いで部屋までの廊下を歩く。小林さんの事でいっぱいになり過ぎる私は自分をコントロール出来なくなっていた。思考が頭の中で乱舞するから自分を抑えるのが難しと思った。小林さんはそんな私に何も言わず、ただ、手を繋いで部屋に向かって歩く。少し前を歩く小林さんの背中からは何も小林さんの気持ちは読み取れない。
部屋に戻ると、小林さんは私の身体をフッと抱きしめた。優しい腕の中に包まれているとさっきの少し寂しく感じた気持ちが落ち着いていく。小林さんの温もりに包まれるだけで、こんなに落ち着いていく。このままずっとここにいたい。
「帰りたくないね。このままここに居たいのは俺だけかな?」
そんな子どもみたいなことを言う小林さんに、顔が緩む。私も同じことを考えていたから。
小林さんの言葉に私の思っていたのと違ったことを知る。少しがっかりしている私がいた。私の中にあった『責任』は小林さんの思っている『責任』とは違う。私が思ったのは…幸せな未来…結婚だった。付き合い始めたばかりなのに、結婚なんか言葉が出てくるはずはないと思っているのに、そんな甘い言葉を期待してしまう。
恋愛=結婚ではない。それくらいは私も分かっている。それでも私は小林さんの傍にいたいから、そういう形になるものが欲しかった。恋は人をこんなにも欲張りにする。
食事が終わると、また手を繋いで部屋までの廊下を歩く。小林さんの事でいっぱいになり過ぎる私は自分をコントロール出来なくなっていた。思考が頭の中で乱舞するから自分を抑えるのが難しと思った。小林さんはそんな私に何も言わず、ただ、手を繋いで部屋に向かって歩く。少し前を歩く小林さんの背中からは何も小林さんの気持ちは読み取れない。
部屋に戻ると、小林さんは私の身体をフッと抱きしめた。優しい腕の中に包まれているとさっきの少し寂しく感じた気持ちが落ち着いていく。小林さんの温もりに包まれるだけで、こんなに落ち着いていく。このままずっとここにいたい。
「帰りたくないね。このままここに居たいのは俺だけかな?」
そんな子どもみたいなことを言う小林さんに、顔が緩む。私も同じことを考えていたから。