I'm crazy about you.
「七海…もうダメ。これ以上したら、俺止まんねぇから」
「んっ…もっとしたい…」
「ダメだって……部屋帰る?それともおとなしく寝る?」
何度も何度も啄ばむようなキスを繰り返す七海の肩を押して、深呼吸するように息を吐き出した。
「……おとなしくする…」
「ん、じゃおいで…」
腕の中に七海を抱いて、そっと髪を梳きながら気を静める。
せっかく許してもらった外泊を、取り消されるような事だけは絶対に避けたかった。
七海の部屋ではなく、客間に布団を敷かれた時点で、こうしてここに七海がいる事だってバレたら充分マズイのだから。