溺愛宣誓
「えっと…今週末なんだけど市姫さん、暇……」
『きゃーっ。先輩からの初めてのお誘いはラブホ直行コース!?んもう。そんなガッついた先輩もステキ。勿論鼻血堪えて駆けつけます!!』
「ち、違うよ!?そんなイカガワシイお誘いしてないよ!?そうじゃなくてその…私の知り合いを市姫さんに紹介したいんd―――」
『ご両親にご挨拶ときたらもはや結婚フラグキタ―――――ッ!』
「ご、ごめんっ!両親じゃないからっ、ないから――っ!!」
「てめぇ市姫!俺を差し置いてカノを造りし偉大な御義父様と御義母様にそう易々と謁見出来ると思うなよっ!?。雑魚キャラ風情が調子に乗りやがって!!頭が高いわっ!」
横から織田さんの乱入。
そんなこんなで色々糺したい思い込みはあれど何とか週末の予定を取り付ける事は出来た。
「…………君のご両親は何かな、神なの?」
お巡りさんの恐々としたツッコミに、項垂れたくなってしまう。
スミマセン……
しがない普通のオジサンとオバサンですから…。
がしっ、とお巡りさんの襟首を織田さんが掴んだ。
「そうと決まれば早速貴様を市姫好みに仕立てる為に色々秘策を施すぞ!!!俺は負け戦は嫌いだ。というか俺を軍師にして勝利以外にアリエナイ!!!」
「織田さん………格好イイ……!」
宣言する織田さんは軍師代表とも歌われる諸葛亮にも勝る凛々しさと雄々しさに溢れていて。
私の胸がキュンと鳴る。