山桜
山南は近藤の周りの人間を見た

この道場と他の道場で違うのは…空気

道場というものは威厳があり、一歩入るだけで気が引き締まるものだ
しかし天然理心流の道場は親しみ深い

皆、剣術を楽しんでいる

沖田という少年が塾頭なのも、ただ才覚があっただけではなく、この道場が才を伸ばすのに最適な環境であったのかもしれない

近藤という男を中心に人が集まっている
一目で解るほど、近藤は慕われている

[武]と[和]を持っている…

『近藤さん、私は小野派一刀流、北辰一刀流の免許皆伝です
どうか、門下に加えていただけないでしょうか』

山南は深々と頭を下げた
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