溺愛クルーズ~偽フィアンセは英国紳士!?~

ジェイドさんだって、プロとして仕事に誇りを持ってるからそれを許さないと思う。
そう考えると、胸がじわじわと痛くなっていく。

そんな嫌な予感は当たって欲しくない。

「私も、も一個上のレベルしたい」

「駄目だ! まだ危ない。もっと練習してから――」

「大丈夫。ですよね?」

インストラクターの人に聞いたら、思いっきりガッツポーズをしてくれた。
そして、同じ色だけしか登れない、順番が決められた時より少しルールが追加された。
壁の真ん中ぐらいでゴールだから楽かもしれない。

ジェイドさんが登り終え、そのまま命綱を頼りにゆっくり壁を蹴りながら降りてくる。
それを待たずに登りだすと、意外と手をギリギリまで伸ばしたり、足を伸ばさなくちゃいけなくて、全身の筋肉を使った。

この豪華客船の中で、こんなに汗を書くスポーツをするとは思わず、登りながらも終わったらどの店でアイスを食べようかと考えてしまうほどだった。

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