溺愛クルーズ~偽フィアンセは英国紳士!?~
ジェイドさんが再び、今度はスタッフルームの奥で商談を始めたと、ブラウさんから聞いて安心した。
どうなるかは、もう神のみぞ知る。
「ちょっと、着いて来ないでよ」
全長120Mもある広々とした空間があるメインストリートで、ブランド品を見たり船のロゴグッズを見て、その二階上にある植物園と中にある小さな動物園へ向かっていた。
部屋でずっと待っていてももやもやしちゃうからなのに。
それでも、何も買う気もそもそも買う用のカードもジェイドさんので、集中も出来なくて諦めて植物園へ向かっているのに。
なのに、何で甲斐が後ろから着いてくるんだろう。
「俺は最初から動物園狙いだ」
「ケイリ―さんはどうしたのよ」
「仕事で忙しそうだったから案内を辞退させてもらったんだ。それに」
エスカレータで二階上まで一直線で乗り込むと、甲斐は悔しそうに言う。
「まだ、話は終わっていない」