溺愛クルーズ~偽フィアンセは英国紳士!?~

少しだけ引っ込んだ涙ごと、その可愛いタオルアートに釘つけになる。

さっきブラウさんはこれを作って飾る為に、私に時間潰しとさせようとしたのかも。

やっとその理由が判明して、可愛いくて仕方が無いのに、やっぱり涙は止まらなかった。


氷が入った水の中に、先ほど飲もうとしていたシャンパンが浮かんでいる。


でも今はもう、アルコールのお世話になる気分になれなくてそのままベットの上で、アニマルアートのタオルが壊れないように抱き締めると静かに声を殺して泣いた。



息が苦しくて、悲しくて。

早く夢なら冷めて欲しい。

はやく、泡に消えてしまいたい。
この思いだけ消えてくれないならば、、私ごと。
私ごと消えてしまいたい。


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