溺愛クルーズ~偽フィアンセは英国紳士!?~
焦ったジェイドさんがそう言うので、私はけらけらと笑った。

作ったタオルアニマルは、各自の部屋にスタッフが持って行ってくれるらしくて、私たちは手ぶらのままイベントルームを跡にすると、どちらか後もなくお腹が鳴った。

「今日は何処で食べましょう」
「そうだな。和食に中華、それか全部食べられるバイキングかな」
「あ、バイキングは行ったことないかも!」

カードで払う料理のところばかりいっていたけれど、バイキングならば乗船した客は無料で受けられるサービスらしい。

「一応、部屋のランクによってはアルコールが有料になったりするレストランもあるけど、俺達には関係ないよ」

「ルームサービスばっかだったから、人目がある場所で食べるのも楽しいかも!」

パンフレットを開くと、バイキングは一階上でそんなに遠くないし、オーシャンビューと書かれていてはもう行くしかない。

「大事なお姫様だから、閉じ込めてしまいたかったんだよ」
「ジェイドさん」
貴方って人は、なんで簡単にそんな台詞をさらりと言うかな。

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