君がいるだけで
次の日、また同じ時間にゆみちゃんを迎えに行く


昨日と同じようにゆみちゃんに合わせて歩いたり、走ったり・・・
4人でワイワイ言いながら楽しく汗をかいた

帰りの車の中でゆみちゃんが朝走りたいから今度の土曜から
うちらは朝走ることを二人に伝える

「はいよ〜!同じ走るって言っても人それぞれなんだよね〜!
私は朝弱いから早起きはムリ!一緒に練習出来なくても大会に
一緒に行ければいいからさ〜!」

なんてまともなことをさも真面目に言ってそうで、バックミラー
越しに見える顔がにやけすぎだっつーの!




高橋の家に着くと、すかさず!

「ゆみちゃん!先お風呂入っちゃって〜!」と高橋!

ゆみちゃんは遠慮するも・・・「後が詰まってるんだから!早くぅ〜!」

と高橋に強く勧められてお風呂場に連れて行かれた





ゆみちゃんを待ってる間、二人にからかわれっぱなしの俺!

「良かったね〜!なんかすごい展開になってきたじゃ〜ん!
ゆみちゃんから二人でもいいから走りたいって言われたんだよ〜!
なんかこの後の展開が楽しみでしょ〜がないんだけど!」

『そんなこと言われても・・・一番!楽しみで変に期待しちゃってる
のが俺なんだけど!?』

と思いつつ・・・

「何とも思ってないから二人でも平気なんじゃない!?
ただのサークルの仲間・・・的な!?」

と・・・冷静になれ!冷静になれ!と自分に言い聞かせて・・・クールに
言ってみる!

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