俺様御曹司の悩殺プロポーズ
不敵な笑みを浮かべる風原さんが急に立ち上がったので、
ビクリと体を揺らしてしまった。
彼は大きなストライドでドアまで行き、鍵を閉めて戻ってきた。
それから、なぜかスーツのジャケットを脱いで、ソファーの背もたれに掛けている。
戦闘モードに入ったかのような、白いワイシャツ姿の彼を見上げて、
あれ?マズイ?マズイのかな?
と、冷や汗を流して固まっていた。
ソファーに座り直した彼のお尻の位置は、やけに私に近かった。
白いワイシャツの腕が私の肩に回され、引き寄せられる。
やっぱり変なスイッチを押してしまったんだ!と確信して、
慌てて、待ったをかけた。
「かか風原さん、ちょっとストップ、ま、待って下さ……」
「嫌だね。お前が悪い。
俺、人に指図されるのが嫌いなんだよ」
私の左半身は、彼の右半身にピッタンコ。
男らしい引き締まった筋肉美を布越しに感じて、勝手に顔が赤くなった。