俺様御曹司の悩殺プロポーズ
精力剤!!?
そ、そんなつもりで鰻を食べさせたわけじゃない!
だって美味しかったから、風原さんも食べればいいのにと思って……
本当にそれだけで、ヤラシイ気持ちなんて、これっぽっちも……
ウヒョッ!?
心の中での言い訳に、アタフタ大忙しの私。
そんな私の反応を楽しむ風原さんは、顔の距離を更に近づけてきた。
彼の右腕は私の肩に、左手は顎先に、
顔の距離はわずか10cmで……。
ハウンの恐怖に怯えつつも、彼の色気にうっとり、酔いが回ってきた感覚もある。
心臓がハイペースで働き続け、壊れてしまいそうだった。
「小春……、俺が食べた鰻の味、知りたいだろ?
味見させてやろうか……?」
意味深な言葉が、吐息と共に私の唇にかかっていた。
「鰻は私も5口も食べましたから結構です!」
と、言いたいけど言えない。
どんどん近付いてくる唇はの距離はスレスレで、
喋ると本当に当たってしまいそうだった。