俺様御曹司の悩殺プロポーズ
「え、えーと……ナレーションとニュース読みの違いは……」
当然しどろもどろになって、最後はテヘッと笑ってごまかそうとした。
そんな私の頭に、丸めた教科書が振り下ろされた。
スパンといい音が響いた後に、静かな怒りに満ちた彼の声を聞いた。
「てめぇ……。この俺が指導してやってんのに、聞いていないとは、いい度胸だ。
その緩みきった頭を、夜風に当ててスッキリさせてやろう。
縄で縛って逆さに吊してやるから、ベランダに出ろ」
風原さんが言うと、本当にやりそうに聞こえる。
椅子をガタンと後ろに引いて、慌てて叫んだ。
「ごご、ゴメンナサイ!
でも、だって、疲れたんですよー!
教科書の読みすぎで、もう口が回りまへん〜。
疲れたし、お腹すいたし、眠たくもなりまひた〜ヘロヘロです〜」
「ったく……体力のない奴だ。
もう少し先まで進めたいが、今日はここまでにするか」
「わーい!」