俺様御曹司の悩殺プロポーズ
卒業生代表として、壇上で答辞を読んでいたのは、
成績がトップだった風原少年。
彼は非常に優等生的な答辞を読み上げていたが……
なぜか途中で、ピタリと読むのをやめてしまった。
ざわつく式場に響いたのは、答辞の原稿がビリビリに破かれる音。
作られた言葉を破り捨て、風原少年は自分の言葉で話し始めた。
立花少年に濡れ衣を着せた級友や、真実を葬った学校と親、汚れた大人達のことを……。
由緒正しい有名進学校なので、式の列席者には大物もいた。
慌てた先生達によって、風原少年は壇上から引きずり下ろされる。
汚れた大人達の腕の中で暴れながら、風原少年は最後にこう叫んだ。
「俺は真実を捩曲げるような、大人になりたくない!
正しい情報を世の中に発信していく、そんな大人になりたいんだ!」