俺様御曹司の悩殺プロポーズ
 


唇が触れていたのは、きっと2、3秒の僅かな時間。


すぐに唇は、私の頬を滑り、耳に向けて移動を始めた。



髪を耳にかけられ、私のウィークポイントがあらわにされる。



耳たぶをペロリと舐められた後に甘噛みされ、

ゾクゾクした快感が体を駆け抜けた。



心の中にはずっと、警笛が鳴り響いている。



ヤバイ……堪えるのも限界に近い……。


どうしよう?

白状する方を選ぶか、それとも“ハウン”になって、一泊のお泊りコースを選ぶのか……。



心の天秤が揺れていた。


そんな私の心を見透かし、楽しんでいるかのように、風原さんはクスリと笑った。



甘美で危険なフェロモンボイスが、耳に忍び込む。



「何も言わないということは……囁いて欲しいようだな……。

小春……お前の体は抱き心地が良さそうだ……。
このまま朝まで帰さない……と言ったら、お前はどうする?ベッドに移動して、俺と……」



「うっわぁぁーーっ!!
言います、言います!
全部言っちゃいますから、許して下さーーい!」




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