俺様御曹司の悩殺プロポーズ
隣の花ちゃんの腕をがっしり掴まえて、絡んでしまった。
「花ちゃん聞いて!私、今とーっても淋しいの!この気持ち、花ちゃんならわかってくれるよね?親友だもんね?」
「なによ〜うっとおしい子ね〜。あんたなんか親友じゃないわよ。涼ちゃんに構われる女はみんな、あたしの恋敵なんだから。
でもあんたは、敵にはなれないわね。涼ちゃんに似合わないダメ女子アナだもの。
彼にお似合いなのは、世界中であたししかいないの。おわかり?」
「わかんない」
仲良くしてくれる花ちゃんにも、私と風原さんの関係は教えていない。
それは風原さんに、秘密にしろと言われているせい。
『花山田に知られたら、すぐに広まるぞ。あいつは興奮すると声が大きくなる。人のプライバシーにずかずか踏み入る性格でもあるから、バレないように気をつけろよ』
だから花ちゃんに直接的に悩みを相談するわけにいかないけど、酔っているのでつい、淋しいと漏らしてしまった。
しばらく、絡む私の相手をしてくれていた花ちゃんだけど、突然「キャア!」と言って立ち上がり、恋する乙女の顔してこう言った。
「涼ちゃんの隣が空いたわ!これはチャンス!
あたし迫ってくるわね。バアア〜イ」