俺様御曹司の悩殺プロポーズ
そ、そういうものなのかな……。
風原さん的には高額に慌てる女より、「高級旅館だ、わーい!」と喜ぶ女の方がいいのか。
と言うことは、私はまたしても失敗してしまったことになる。
一回目は車でぐーすか眠りこけた失態で、二回目は玄関でど庶民感覚丸出しで靴箱を探してしまったこと。
そして今は、高級旅館に対する女としてのリアクションを間違えた。
着いたばかりで、既に3回も失敗している私って……アナウンサーとしてだけじゃなく、女としてもダメみたい……。
自分のダメっぷりに呆れて、つい下を向いてしまうと、
「お前のズレたところは、可愛いけどな」
そんな嬉しいフォローをいただいてしまった。
更には彼が私の手を取り、恋人繋ぎで歩き出す。
たちまち胸はドキドキ高鳴り、心はピンク色。
風原さんと手を繋いで歩けるなんて……。
人目を気にせずイチャイチャできる、高級旅館は最高です!