俺様御曹司の悩殺プロポーズ
体に回された腕は一度解かれ、太ももの上で私の体をくるりと反転させる。
今度は向かい合わせに足を跨いで座らされ、
一旦落ち着いていた心拍が、またドキドキと速度を上げた。
さっきよりも体が見えやすくて、この体勢はかなり恥ずかしい……。
こそこそと胸元を隠そうとしていたら、その手を外され彼の首に回しかけられた。
「お前の手の位置はここ。動かすなよ?」
そんな命令が下された後には、風原さんの手が胸元に伸びてきて……
バスタオルを折り返して留めていた部分を解かれてしまった。
お湯の中でタオルがゆっくりと体から離れていく。
「か、風原さん‼︎」
「見せろよ。小春の全てを。
俺はかなり恥ずかしい家族の醜態を話したぞ?
これで、おあいこだろ」
風原さんの家族の話と、私の裸がイコールにはならないでしょ!
とは、言わせてもらえなかった。
唇が重なり、すぐに深くなる。
私の口内を熱い舌先が優しく撫で回し、
背中の素肌には、大きな手の平がゆっくりと弧を描いていた。
恥ずかしさに逃げ出したくなったのは最初の短い間だけで、羞恥心はすぐに心地よさと喜びに取って代わられた。
およそ2ヶ月ぶりのキスに夢中になり、初めて自分から舌を絡めて彼にしがみついた。
風原さんはそんな私に応えてくれる。
白く立ち上る湯気に隠れて、今までで一番長く激しいキスをしてくれたーー。