俺様御曹司の悩殺プロポーズ



お風呂上がりは浴衣に着替えて、風原さんと並んでテレビを見ていた。


どのチャンネルもお正月らしい特別番組を放送中で、桜テレビはお笑い芸人さん達が着物と袴姿でコントをしていた。


「あはは」と笑いながら見ているけど、本当はコントの内容なんてちっとも頭に入っていない。


ついに装着してしまったピンクのレースの下着も気になるし、隣に座る風原さんの浴衣姿も気になってチラチラ盗み見してしまう。



時計も気にしてた。

壁には立派な振り子の掛け時計がカチコチ時を刻み、もうすぐ日付けが変わる。


隣で風原さんがあくびをしたことに、ピクリと体を揺らして反応してしまった。


そろそろ、寝る時間だよね?

襖の向こうの並んで敷かれた布団の中に、入らなければいけない頃だよね……?



深夜0時になった時、ちょうど見ていた番組も終了した。


風原さんはリモコンでテレビを消して、「寝るか」と立ち上がる。


「は、はいっ!」


返事をして私も立ち上がると、目の前には風原さんの胸元が。


浴衣の合わせ目が緩くて、男らしい大胸筋がチラ見えしている。


さっき露天風呂で裸を見てしまったけれど、チラ見えというのは全てが露出しているよりもそそられるかもしれない。


見えていない部分を想像して、もっと見たくなってしまうから。


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