俺様御曹司の悩殺プロポーズ
 


階段の二段目から、睨み上げる私。

彼は前後を確かめ、他に人がいないことを確認してから、裏の顔を出した。



「よぉ、うららのパンツ履いてきたか?」



一段上から、小馬鹿にしたような台詞が降ってきた。



「履いてくるわけないでしょ!

何なんですか、あなたは!

風原さんは、私に何か恨みでもあるんですか?」



一度文句の言葉を口に出してしまうと、もう止まらない。



私を東京に無理やり移動させたことや、不必要な役割をあてがわれたこと、会議室で嘘をつかれたことなど、

溜まっていた苦情を一気にぶつけた。



「どこをどう見たら、私が優秀な女子アナに見えるんですか!

無責任にあんな大嘘ついて、嘘がばれた時、私はどうすればいいんですか!


私をおもちゃにして遊ぶために、東京に呼んだんですよね?

どうかしてます!

モーニング・ウインドは、風原さんの番組なんですよ?


私みたいなダメ女子アナ入れて、失敗したらどうするんですか!」



< 54 / 452 >

この作品をシェア

pagetop