俺様御曹司の悩殺プロポーズ
イケメンにそんなにまじまじと見られたら、照れてしまう。
いや、そんなことよりその反応は、
驚いて言葉が出ないほど、私のアナウンスは最高だった……そう思っていいのかな?
よっしゃ!
彼の驚きをそう解釈した私は、調子に乗って椅子に踏ん反り返る。
「どうです?
私だって、これくらいは出来るんですよ〜」
得意満面、ふふんと鼻を鳴らす私の顔に、突然彼の右手が伸びてきて、
なぜか、頬が潰れるほどに鷲掴まれた。
そして……予想外の評価をいただいてしまった。
「この……ど下手くそがっ!!」
「ぶふぉ!?」
「何が、これくらい出来るって……?
基本すら、できていないじゃないか!」
私のあまりのダメっぷりに、思わず裏の顔を出してしまった風原さんは、
ハッとした顔して慌てて手を離し、咳ばらいをして周囲にごまかしていた。
私は戸惑いながら、恐る恐る彼に確認する。
「あの〜、自分では上手く読めたと思ったのですが……
具体的に、どの辺がダメだったのでしょうか?」