一つだけ願いが叶うなら
中からは愛叶の母親が出てきた。
もちろん本当の親ではないが。


母『あら、零央くんじゃない。愛叶に何かあったの?』


とぼけたように母親は言った。


零『とぼけないでください。

ここに愛叶がいるのは分かっています。

監禁してるんですよね?』


母『な!何を言っているの?!』


母親は血相を変えて言ってきた。

これだけ動揺するんだ。

俺達の予想は確信に変わった。


零『上がらせてもらいます。』


そう言って俺と空は無理やり部屋に入った。
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