一つだけ願いが叶うなら
父『零央くん、何を言ってるんだ?愛叶は零央くんと一緒に住んでるだろ?』


零『とぼけんじゃねーぞ。そこにいる母親の異様な動揺見たら誰でも分かる。』


父『ちっ。

あいつは俺達の道具なんだよ。

探しても無駄だぞ。

地下の行き方は俺達しか知らねーからな。』


ニヤニヤして言う父親に俺は怒りが抑えきれなくなった。


バキッ!!


俺は父親を思い切り殴った。
愛叶の痛みに比べたらこれぐらいなんともねーだろ。


母『あなた!!』


父『ふざけんなよ。

何してくれる?

お前の財閥潰してやろうか?』


零『はっ。

その前にお前らが潰されるんだよ。

家の前に警察がいる。

居場所教えねーと今より罪が重くなるぞ?』


父『なんだと?!』


零『どうするんだ?

教えて少しでも罪軽くするか。

隠したまま捕まって後々バレて罪が重くなるか。』
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