一つだけ願いが叶うなら
俺の愛する女は身体に薄いTシャツを身につけただけで…体育座りをしていた。

俺がドアを蹴り飛ばした音に驚いたのか愛叶は顔をあげた。

愛叶の顔は右頬が腫れていて口は切れていた。


零『愛叶!!!』


愛『れ……お…。』


俺はボロボロになった愛叶を力強く抱きしめた。


愛『れ…お…逃げて…両親達が…』


こんな状態になっても俺の心配をする愛叶に胸が痛くなった。
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