あと少しの恋
私は嬉しくて嬉しくて病室を出ようとした
「ここにいろ」
「えっでも先生呼んできます」
「たぶんおまえと話せるのもそんなに時間がない」
言ってることが飲み込めず私は目を見つめ返した
「だって私と話してるじゃないですか」
「おまえは幸せにならなきゃダメなんだよ」
「希瀬さん」
希瀬さんはゆっくりと目を閉じた
「嘘···希瀬さん
希瀬さん」
ここにいて話してたのにどうして···
私は動揺して病室に戻ってきた由貴さんに抱きついた
「希瀬さんが」
由貴さんは慌てるでもなく優しく私の頭を撫でると言う
「大丈夫」
心拍計は微弱だが確かに呼吸をしていることを示していた
眠ってるだけ?
「···」
「本当は気づいてたんじゃないの鈴?
本当に好きなのは希瀬だって」
「えっ···」
「あの日、いつもと変わらず鈴がかけてきたけど違ったのは希瀬もいたこと
希瀬は人懐っこいから誰からも愛される
でも俺は不器用だから
あぁ負けたなって希瀬にはいつまでも追いつけないんだって
希瀬があの日、守ってくれてたのも気づいていた
いつから素直になれなくなったのか
鈴、好きにならなくてもいい今日1日俺とデートしてください」
私がゆっくりと頷くのを見て由貴さんは私を外に促した
「希瀬、悪かった」
いつからかすれ違ってなにも言えなくなっていた
何十年という月日が経ってようやく言えた言葉
サイドテーブルにある血で汚れたネックレス
確か希瀬の母親の物だったはず
俺は手に取りポケットにしまおうとしたが希瀬の手が手首を掴む
「反則だろ、まーたあんたに殺されそうになった」
「おまえ」
「けっきょくガキのまんまなんだよあんたも俺も」
「由貴さん」
鈴がゆっくりとドアを開け驚いた声をあげる
「希瀬さん?!」
「猿芝居だよ鈴、希瀬お得意の
死ぬわけないだろ俺から血を大量に抜いたんだから」
由貴さんはそれだけ言うと部屋から出て行ってしまう
「希瀬さん」
「おまえさ好きなんだろ」
「えっ···」
「あいつのこと」
「どうして希瀬さんはごまかすんですか
ちゃんと言ってください」
「言ったらおまえはこたえてくれるか?
とりあえず行くんだろ?」
「行きますよ幸せになりたいですから」
私は精一杯の笑顔で希瀬さんに手を振った
病室を出て笑顔で由貴さんに言う
「希瀬さん元気になって良かったです
心配したらお腹すいちゃった」
由貴さんには伝わったらしい私の気持ち
「ここにいろ」
「えっでも先生呼んできます」
「たぶんおまえと話せるのもそんなに時間がない」
言ってることが飲み込めず私は目を見つめ返した
「だって私と話してるじゃないですか」
「おまえは幸せにならなきゃダメなんだよ」
「希瀬さん」
希瀬さんはゆっくりと目を閉じた
「嘘···希瀬さん
希瀬さん」
ここにいて話してたのにどうして···
私は動揺して病室に戻ってきた由貴さんに抱きついた
「希瀬さんが」
由貴さんは慌てるでもなく優しく私の頭を撫でると言う
「大丈夫」
心拍計は微弱だが確かに呼吸をしていることを示していた
眠ってるだけ?
「···」
「本当は気づいてたんじゃないの鈴?
本当に好きなのは希瀬だって」
「えっ···」
「あの日、いつもと変わらず鈴がかけてきたけど違ったのは希瀬もいたこと
希瀬は人懐っこいから誰からも愛される
でも俺は不器用だから
あぁ負けたなって希瀬にはいつまでも追いつけないんだって
希瀬があの日、守ってくれてたのも気づいていた
いつから素直になれなくなったのか
鈴、好きにならなくてもいい今日1日俺とデートしてください」
私がゆっくりと頷くのを見て由貴さんは私を外に促した
「希瀬、悪かった」
いつからかすれ違ってなにも言えなくなっていた
何十年という月日が経ってようやく言えた言葉
サイドテーブルにある血で汚れたネックレス
確か希瀬の母親の物だったはず
俺は手に取りポケットにしまおうとしたが希瀬の手が手首を掴む
「反則だろ、まーたあんたに殺されそうになった」
「おまえ」
「けっきょくガキのまんまなんだよあんたも俺も」
「由貴さん」
鈴がゆっくりとドアを開け驚いた声をあげる
「希瀬さん?!」
「猿芝居だよ鈴、希瀬お得意の
死ぬわけないだろ俺から血を大量に抜いたんだから」
由貴さんはそれだけ言うと部屋から出て行ってしまう
「希瀬さん」
「おまえさ好きなんだろ」
「えっ···」
「あいつのこと」
「どうして希瀬さんはごまかすんですか
ちゃんと言ってください」
「言ったらおまえはこたえてくれるか?
とりあえず行くんだろ?」
「行きますよ幸せになりたいですから」
私は精一杯の笑顔で希瀬さんに手を振った
病室を出て笑顔で由貴さんに言う
「希瀬さん元気になって良かったです
心配したらお腹すいちゃった」
由貴さんには伝わったらしい私の気持ち