はるのリベンジ
9月4日の夜。
東行「ゲボッ。ゲボッ。ゴホッ。ゴホッ。ガバッ。はぁ・・・。はぁ・・・。」
東行先生が、血を吐いた。
はる「先生・・・。大丈夫ですか?」
先生は、コクコクと首を縦に振る。
背中をさすっていると、東行先生は、私にもたれ掛かる。
はる「春風様?お医者様をお呼びしますね。」
お医者様が来られたが、もう一人、来られる。
緊迫した感じが、不安を煽る。
医者「だいぶ、悪くなってますねぇ・・・。」
咳止めを貰う。
はる「これだけ?」
医者「もう、手の施しようが・・・。」
はる「そんな・・・。」
時間の問題だって事?
私だって、医術を、小川先生から、学んでる。
時間が少ない事くらいわかってる。
でも・・・。ヤダ・・・。ヤだよ・・・。
だから、本当のお医者様なら、治してくれるんじゃないかって・・・。何か方法があるかもって思っていたのに・・・。
私の『診立て』は当たってた・・・。
先生は眠ってる。
私は、先生の頭をゆっくり撫でた。
はる「ゆっくり休んで下さいね。」
私は、先生の唇に自分のを、重ねた。