艶麗な夜華
「いらっしゃい沙希」



カウンターで1人、


グラスを傾ける愛華。



「あっ、ありがとうタクシー代……」



「そんなのいいよ。


俺が呼び出した訳だし!」



「でも……」


愛華は席を立つとあたしのところへ来る。



「コート、預かるよ」



「あっ、はい。


お客さん、みんな帰ったんだぁ」



「うん。正確には帰したんだけどねっ。


従業員も」



「えっ…」



「よし!飲もうかっ」



「うん」





お店で見る、スーツ姿の愛華はやっぱりかっこよく、


少し緊張してしまうあたし。



そんなあたしの腰に手を回し、


カウンターへと連れて行く。




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