艶麗な夜華
「ふぅ~ん」


「とは言っても、メフィストフェレスはファウストとの約束に忠実な態度を見せる一方で、


言葉巧みにファウストを操作しようとしたのさ。


尽くすっては言ったけど、


実際俺達は上質な会話で客を操作するんだ。


そして金を得る」



「操作って……なんか……」



呟くあたしを恭也が横目で見る。



「客にわがまま放題されていたらこっちの身が持たない。


扱いやすい客に育てる事も必要なんだ」



「あたしには…わからない……


っていうか、メフィストフェレスって……なに者?」



「悪魔」



「……そんな人?っていうか、


そんなのをお店の名前にしたの?」



「悪いか?」



「いや……ぴったり」



「どういう意味だ」



「………」

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