艶麗な夜華
「結婚かぁ……しばらくないなっ。


でも……なんとなく、彼と結婚するんだろうなぁって……


思ってたんだ……


アハハッなのに……フラれちゃった」



笑いながら話しているのに、


どうしても泣いてしまいそうになるから、


あたしは必要以上に上を向いて、


お酒を一口飲んだ。



「原因は?なに?


答えたくなきゃ答えなくていいけど……」



「他にいい人ができたんだって……」



「それは……辛いね……」



「うん……」



愛華はあたしの頭をそっと撫でる。



だからあたしは、


我慢していたのに、


思わず泣き出してしまって。



「ごめん…愛華……あたし……


やっぱりまだ駄目だ……


泣いても仕方ない事わかってるのに、


どうしても泣いて…」



「いいよ……」



愛華は静かにそう言って、


ギュッとあたしを抱きしめた。




愛華の腕の中で、


まるで子供のように泣くあたし。


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