艶麗な夜華
「あのさ、もうこうしてドライブっていうか、


デートとかできないんだよね」



はにかんだ笑顔でこちらを見る翔。



「わかってるよ!


いよいよだねっ、お店のオープン!」




ずっと翔の夢だった、


服飾のセレクトショップの経営。



それが、あさっての月曜日に開店する。



そしてそれは、


あたしにとっても嬉しい事。




翔の夢を叶える為に、


朝から晩まで働き、


1年と半年で貯めた300万円を渡したのは、


今から3ヶ月前。




翔の夢を叶える事が、


あたしの夢になっていた。




「あのさ沙希……」



「な~に~」



今思うと、


なにも知らず能天気な返事をした自分が恥ずかしい。


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