艶麗な夜華
そしてバッチリ合った目と目。


「タクミさんは、いろんな女の子見てると思うし、


あたしなんか全然可愛くなん…」


「可愛いよ……凄く。


でも、残念。沙希ちゃんは恭也が好きだからねぇ。


どうしてみんな恭也なのかなぁ?」


タクミさんは、妖艶な表情であたしを見つめる。


「あ、あの…その、あたしは別に恭也の事…」


「じゃあ、俺と付き合う?」


「えっ…あははっ冗談ですよね!


嫌だなぁ~ホストやってた人は!


簡単にそんな事言うんだから!」


この状況から抜け出したくて無理をして笑顔を作るあたしを、


今度は悲しい表情で見るタクミさん。


「ホストだったからって、


そんな風に思われてるのはショックだな……


俺は真剣に誰かを思っても、


そうやって簡単にあしらわれてしまうんだね……」


「えっ、その、ごめんなさい。


あたし、酷い言い方してしまって。


あの、ちょっと動揺してたっていうか…」


「いいよ。とりあえず今日は行くよ。


また来るから」
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