艶麗な夜華
「そうか……」


「ねぇヤス?」


「ん?」


「どうして恭也は百合花さんのお見舞いに行ってるの?


結衣さんの話に驚いて、マスターに聞くの忘れちゃったんだ」



あたしの質問に、ヤスは静かに話し始めた。


「そこまで聞いたなら話すけど、


百合花はホスト時代からの恭也さんの客で、


店で1番金を使ってくれた、


恭也さんにとっても店にとっても大切な客だったんだ。


恭也さんがホストを辞めて店をオープンさせてからも、


百合花は毎日のように飲みに来ていたよ。


そんなさなか、百合花は恭也さんに自分の気持ちを伝えて……


百合花も恭也さんが結衣を好きな事は知っていたんだけど、


タクミのヤツがいろんな客にバラしてたからね。


それでも抑えきれず告白して……


でも、恭也さんはそれをはっきりと断ったんだ」
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