艶麗な夜華
恭也はクローゼットの中にコートをしまうとネクタイを付け始める。


それは、前と変わらない光景。


なにか話そうと思っても、


なかなかそれが思いつかなくて、


静かな店内に少し気まずいのはあたしだけ。



「おいお前」


「はい!」


急に話しかけられ声のボリュームを間違えるあたし。


大きな声が嫌いな恭也はすぐさま顔をしかめる。


「ボックスのテーブル拭いたか?」


「あっ…そういえば…」


「ったく」


ボックスのテーブルを拭き始めるとヤスとキンが出勤してくる。



「「おはようございます」」


「おはよう」
< 446 / 700 >

この作品をシェア

pagetop