艶麗な夜華
「翔……?」



戸惑うあたしに、


翔は更に話を続ける。



「っていうか、沙希には本当感謝してる。


沙希のおかげで店も開ける訳だし。


それに、毎日洗濯とかご飯とかも作ってくれて、


マジ、沙希は最高の彼女だったよ」



翔は笑顔であたしを見ると、


片目を閉じ、顔の前に親指を突き立てる。



「じゃあ、どうして……別れるの?」



翔は前を向くと、


これまたとんでもない事を軽々と口にする。
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