艶麗な夜華
そして今日も、文句なしのヘアスタイルとなった。



ドレスに着替え全身をチェックするとタクシーを呼ぶ。



会場のホテルまでは歩いて行けない訳じゃないけど、


この姿では目立ちすぎて恥ずかしい。



会場へ着くと、ちょうどタクシーから降りてきたソラさんのところへ走って行く。


ソラさんはウチの店のナンバーツー。


初出勤の時に、ミサさんにキツイ事を言われ落ち込んでいたあたしを、


唯一気にかけてくれた人。


特に店の誰かと仲良くする事もなく、


でも決して孤立している訳じゃない彼女を、


あたしは凄くしたっている。



「おはようございますソラさん!」



「おはよう沙希ちゃん!


頑張ろうね今日!」



「はい!」



会場に行くと、早い時間から来ていたママが、


慌ただしそうにホテルのスタッフと段取りをしている。



そして、ホステスが全員集まったところでママがみんなに挨拶。



「今日は絶対に最高のパーティーにしましょう!


私はみなさんを信頼しているのでこれ以上はなにもいいません。


それぞれ自分のやるべき事を考えて行動してください」



「はい!」
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