艶麗な夜華
「うわぁ~凄い」



そこには色とりどりのドレスが並び、


驚くあたしにママが笑顔で話す。



「サイズはいろいろあるから、


自分に合ったサイズのものを探してください」



「はい……。こんなドレス、あたしなんかに似合うかなぁ……」



そう呟くと、


淡いピンク色のドレスを手に取ったママ。



「これとか似合うんじゃない?


沙希ちゃんは原色系よりも、


こういう淡い色が似合うと思うよ」



「じゃあ、明日そのドレス着ます!」



「あっ、そういえば名前どうする?」



「ん?名前ですか?」



「本名でもいいし、


別の名前にしてもいいし」



「あっ、んーと…」




なんとなく、他の名前を自分につけるのは照れくさく、


"沙希"のままで働く事にした。






仕事が決まり、


とりあえず安心し家に帰ると翔からのメール。



>3万円のブルゾン売ったよ(泣)


(泣)に腹が立ち返信をしなかった。



「っていうかなんで買う人が居るのよ!」



画面に向かってそう言うと、


緊張で疲れたあたしは、


早目にベッドに横になった。




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