センチメンタル・スウィングス
「で?今日はどーする?」

だから・・・。

「・・・私のうちに、来て」

もう、引き返せない。

「りょーかい」

ううん、引き返す必要は・・・ないんだ。

「さっきは・・・ごめんなさい」
「とりあえず今は・・・・・・」
「えっ!?」

和泉さんは、私の後ろ髪を少しかき上げると、首筋を軽く吸うようなキスをした。

「これで許す。残りは後な」
「の、のこり、って・・・いうか、痕つけないで!」
「つけてなーい」と悪びれずに言う和泉さんの口調は、ホント軽いんだけど・・・。

やっぱりこの人、独占欲強いと、改めて思い知らされた。

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