センチメンタル・スウィングス
「は!い」
「おまえはなぜ、昨日からスマホをオフにしてるんだ」
「それは・・・・・・所長の許可、必要でしたっけ」
「必要ない。だが俺は気にくわん」
「だって!帰って3度電話かけても、あなたは電話中だったでしょ!」
「しょーがねーだろ。大事なこと話してたんだよ」
「そっちから電話しろと言っておきながら、私からのコールは、大事なことにならないんですか」

・・・また心臓がドキドキいってる。
だけど今のドキドキは、鈍くて、ときめかなくて、苦しくて・・・。

「俺にとってはどれも大事だ。そこに順位や度合はない」

・・・もうたくさん!!

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