Destiny
自分がいたからかと、申し訳なくなって顔を上げる。
「ありがとうございます。ではもう着替えてしまってください。
制服はクリーニングに出しますので」
「クリーニング…?」
「はい。私のを出しますので、ついでに」
「あ、なるほど…わかりました。じゃあ着替えてきます」
「はい」
キョウはカウンターの中から出て、
ボックス席の手前、一見ドアとはわからない扉を開けて中に入った。
「さて、キョウくんは何を出してくれました?」
「あっ、えっと…シンデレラ?を…」
「ほう。いかがです?」
「凄くおいしいです…!見た目も綺麗だし」