クローバーの約束。
二人同時に火をつけて
パチパチと小さく火を放つ
「早く落ちた方が落ちなかった方の家に
お泊まりってことにしよ〜」
線香花火を見つめながら湊くんがそう言った
「いいよ♪」
なんか楽しそうだし
お泊まり確定だし♪
線香花火を恋人とするってなんか
青春って感じしない?
パチパチと可愛らしい火が少しずつ激しくなり
いよいよクライマックスに入った
「きれいっ♪」
「いや!俺の方がきれいだな!」
そして湊くんが私を見た瞬間
ポトッ
って、あっけなく火が落ちてしまった
「………。」
「………。」
「嘘だろーーーーー!!!」
「あははっ!」
流石湊くんの花火
面白いね
「じゃ、俺がみつばの家に泊まりなー」
「いえーい」
自分の家にお泊りしてもらった方が楽だからね
湊くんは二人で楽しそうに花火をしてる
芽命と四葉をみてニヤッと笑った