3日限りのルームシェア
「いらっしゃ・・・おお~お帰り」
出迎えてくれたマスターが笑顔で迎えてくれた。
「これ…お借りしてた鍵です。」
そう言ってマスターに車のキーを返した。
もちろん帰りにはガソリン満タンにして・・・

マスターは樹と知香の表情で2人に進展があったのが
わかった様で樹たちの報告前に
「よかったね・・・」
といって2人にコーヒーを差し出した。

「やっぱり…私が思った通りだ。あんたたち凄くお似合いだよ」
マスターの言葉に樹も知香も顔が真っ赤になる。
「あ~~いい若いもんが2人してゆでダコみたいになって・・・」

「ま~お兄ちゃんもここまでの道のりは長かったかも知れんが
これから先はまだまだ長いんだ。焦らずにゆっくりな…これが一番」
「はい・・・」
「はい・・・」
2人が同時に返事をした。
「まっ・・・これならもう大丈夫だな・・・・ね!あずちゃん」
ん?あずちゃん?
二人が顔を見合すと厨房の奥からなんと樹の妹梓が
ニヤニヤ顔全開で登場!
「おめでとさ~~ん」
ええええ?!
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