君が嫌いで…好きでした

職員玄関から出てきた鈴村先生は凜ちゃんの方に嬉しそうに歩み寄った


凜「仕事大丈夫だったのか?」


鈴村「うん。ダッシュで終わらせてきた!」


凜「急がなくていいって言ったじゃん。紗香のそうゆう所昔から変わらないな」


凜ちゃんが微笑みながら鈴村先生の頭を優しく撫でた
なんてゆうか…幸せそうな雰囲気が2人の間にあるんだと感じた


湊「仕事サボってデートすか鈴村先生」


奏叶「先生も罪におけないですね」


もうからかう気満々で湊と奏叶が鈴村先生に声をかけた


鈴村「奏叶くん!湊くんに千菜ちゃんまで!」


千菜「凜ちゃん久しぶり…」


凜「千菜ちゃん久しぶり!学校でも3人一緒なんだね」


凜ちゃんは私達を見て笑った
鈴村先生はいつも保健室で見せるような先生の顔じゃなくて…少し恥ずかしそうに驚いていた


奏叶「聞きました。結婚するんですよね?おめでとうございます」


凜「はは、ありがとう。なんか照れるね」


湊「わざわざ学校まで迎えに来るなんてこれからデートすか?」


凜「そうだよ」


奏叶「愛されてますね。鈴村せんせ?」


奏叶…普段からかわれてばかりだからここぞと言わんばかりにからかいにいくな…


鈴村「もう!大人をからかって!貴方達は早く帰りなさい!」


先生…自分の事ははずかしいんだ…
奏叶の時はイキイキしてるのに…


凜「今日が記念日だからご飯でも行こうと思ってね」


湊「へぇ大人っすね」


奏叶「記念日?」


湊「そういやお前らの記念日っていつなんだよ」


湊は急に思い出したように私達に聞いてきた

でも…記念日…って付き合った日?
そんなのいつだったっけ…2月の後半…?


奏叶「そういえば…俺達の記念日っていつだろうね?」


千菜「知らない…」


湊「は?冗談?」


奏叶「いやまじで」


そしたら会話を聞いてた鈴村先生が奏叶に仕返しをし始めた


鈴村「えぇ、信じられない。奏叶くんそうゆうの大事にしてそうなのにまさか記念日すら覚えてないなんて!
それにその様子じゃお祝いもしなかったんでしょ?千菜ちゃんが可哀想~」


奏叶「な…!?」


湊「マジかよ…ホントに男かよお前…」


奏叶「湊お前どっちの味方だよ!」


湊「面白ければなんでもよし」


ぎゃぁぎゃぁと言い合う3人を茅の外から私と凜ちゃんはずっと見ていた


凜「賑やかだね。いつもこんな?」


千菜「…だいたい」


凜「はは、いいね楽しそう。俺も高校生に戻りたいな」


千菜「…凜ちゃんそれ、おじさんみたい」


凜「もうおじさんだよ」


凜ちゃんは笑って言った


鈴村「ねえ千菜ちゃん!こんな記念日を忘れてるような男とは別れたら?」


奏叶「ちょっ…!千菜に変な事言わないでください!」


千菜「…私は奏叶が一緒に居てくれるだけでうれしい」


湊「お前らしいな」


鈴村「千菜ちゃん…貴方本当いいこね…!奏叶くん千菜ちゃん泣かせたら許さないからね!」


奏叶「なんで俺が悪者みたいになってるんだよ!」


結局最後は奏叶がいじられるんだ…


凜「あ、そうだ。ついでに今バイト探してる子居ない?」


千菜「バイト?」


凜「そう、この間バイトの子辞めちゃって誰か探してるんだけど…」


奏叶「それなら湊が…な?」


湊「まあ…確かに探してたけどさ…」


凜「本当湊くん!」


湊「まぁ…そっちがいいなら」


凜「助かるよ!あ、これ俺の名刺!早速明日来て一応軽く面接するから!あ、学校終わってからでいいからさ!」


湊「了解っす」


千菜「湊が凜ちゃんのお店でバイト…なんか変な感じ…」


奏叶「だね。でも意外と仕事はちゃんとする奴だからさ」


湊「一言余計だよばかかな」


鈴村「凜、そろそろ行かないと」


凜「あ、ほんとだ!じゃ、またね」


時計を見て慌てて車に乗り込んだ凜ちゃん


鈴村「気を付けて帰ってね」


鈴村先生も助手席に乗って笑って手を振った
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