【完】卒業。~私に優しさの処方箋をくれた人~
志麻は、彼女さんと居たんだ。
「麻央。写真撮ろう」
志麻は彼女さんを呼び写真を撮っていた。
麻央、と呼ばれた彼女さんは少し泣きそうになりながらも写真を撮る。
ここは、誰もが辛い別れの場なんだ。
当たり前なのに、分かってたはずなのに。
何だか今更実感してしまった自分が情けなかった。
”おめでとう”
あぁ、本当は志麻に言いたかったな。
こんな事思うって事は私。
やっぱり志麻を好きだったんだ。
何、分かりきった結末を眺めてまで
今更気づいたんだろう。
どうして自分で自分を痛めるんだろ。
本当に、馬鹿みたい。
帰ろう。