心も体も、寒いなら抱いてやる
北山総合病院に家から電車で行くと2回乗り換えが必要なため、そう遠くはないのに1時間以上かかってしまう。
6時50分に家を出て、7時の電車に乗っても病室につくのは8時過ぎだけど、車で行ったら35分で着いた。
病院の入り口に車を止めて俊がちらっとみのりの顔をうかがう。
「行かないほうがいいよね」
「まだ治療の副作用で調子悪いから」
俊は声には出さず、うんとうなずいた。
「じゃ、駐車場で待ってるから出てきたらコールして」
「1時間くらいかかると思うよ」
「寝てるから」と、言ったそばから「ふぁー」と本当に眠そうにあくびをした。
車を降りると軽く手を上げてから、駐車場に去って行った。
こういうの、傍から見たら彼氏に送り届けてもらった彼女とかに見えるのかな、なんて考えたらほんのりした感触が淡く胸に広がった。
6時50分に家を出て、7時の電車に乗っても病室につくのは8時過ぎだけど、車で行ったら35分で着いた。
病院の入り口に車を止めて俊がちらっとみのりの顔をうかがう。
「行かないほうがいいよね」
「まだ治療の副作用で調子悪いから」
俊は声には出さず、うんとうなずいた。
「じゃ、駐車場で待ってるから出てきたらコールして」
「1時間くらいかかると思うよ」
「寝てるから」と、言ったそばから「ふぁー」と本当に眠そうにあくびをした。
車を降りると軽く手を上げてから、駐車場に去って行った。
こういうの、傍から見たら彼氏に送り届けてもらった彼女とかに見えるのかな、なんて考えたらほんのりした感触が淡く胸に広がった。