心も体も、寒いなら抱いてやる
「俊!」
ぼさぼさ頭の俊をにらみながらも車のキーを握って、「早く行きなさいよ」と花蓮は楽しそうに先頭きってレージに出た。
げっ。
車はアイスブルーのプリウス。
別に外車でもなんでもないふつうのセダンだが、コンパクトカーしか運転したことのないみのりはたじろいだ。
花蓮がピッと音をさせて車のドアを開けると俊がすかさず後部座席に体を入れる。
「はい、鍵。頑張ってね」
花蓮に鍵を渡され運転席に乗ったみのりは、えーっと、ミラーよし、シートベルトオッケー、シートの位置よし……と確認を始めていく。
車はなかなか発進しない。
「おい、なにやってんだよ」
後ろから不機嫌そうな声が飛ぶ。
花蓮はこぶしを握りながらそんな様子を覗き込み、「がんばって」と口元だけで応援している。
ぼさぼさ頭の俊をにらみながらも車のキーを握って、「早く行きなさいよ」と花蓮は楽しそうに先頭きってレージに出た。
げっ。
車はアイスブルーのプリウス。
別に外車でもなんでもないふつうのセダンだが、コンパクトカーしか運転したことのないみのりはたじろいだ。
花蓮がピッと音をさせて車のドアを開けると俊がすかさず後部座席に体を入れる。
「はい、鍵。頑張ってね」
花蓮に鍵を渡され運転席に乗ったみのりは、えーっと、ミラーよし、シートベルトオッケー、シートの位置よし……と確認を始めていく。
車はなかなか発進しない。
「おい、なにやってんだよ」
後ろから不機嫌そうな声が飛ぶ。
花蓮はこぶしを握りながらそんな様子を覗き込み、「がんばって」と口元だけで応援している。