身長差43センチのふたり。
校門前で千尋くん達と別れた私は、人の少ない教室でテスト勉強をしていた。
『おっはよー、雛乃!』
「華ちゃん!おはよう。」
すると、教室に入ってきた華ちゃんと久松くん。
まだ付き合うことになったとかいう報告は聞かないけど、なんだか2人はとてもいい感じのようだ。
いいなぁー…と切に思う。
『雛乃ってば、朝から勉強!?好きだね~、テスト!』
「そっ、そんなんじゃないよ…!」
自分の机に鞄を置いた華ちゃんが、私の席にやってきて、まだ持ち主がやってきていない前の席のイスに座った。
『えっ……雛乃、何その顔…!?』
「・・・っ」
そんなにひどい顔してるんだろうか、今の私は。
一瞬で見ただけで分かるなんて。
『目、めっちゃ赤いよ…!?何で!?泣いたの!?』
「しっ!華ちゃん、声がおっきい!」
『あ、ゴメン。……で、原因は高遠?』
コソコソと小さな声で話しながらも、華ちゃんは核心をついてきた。