私の決心
「やっぱり運動不足みたいです。明日は筋肉痛決定です。」

車に乗ると、すっかりだるくなっている足。

重りでもつけているかのようだ。

「明日、筋肉痛が出ればまだまだ若い証拠だぞ。俺はいつもこの倍の距離は歩くぞ。だんだん増やしていこう。」

思わず嫌な顔をする私。

自然にこんな表情を部長に対して出せるようになってきたみたい。

「橋本、お前はとことん不健康な生活をしてるんだな。食事も運動も気を付けないと、後々が大変だぞ。」

「私は仕事をし尽して、定年の日に家に帰ってそのまま倒れて死んじゃえば幸せです。趣味もないし、老後に特に楽しみにしている事もないですし。」

なげやりな私の態度に部長は目を丸くした。

「やっと仕事から解放されて好きに時間が使えるんだぞ。お前、もったいない奴だな。」

「そんな憐れんだ顔をしないで下さいよ。」

私は焦って答えた。
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