好きを百万回。
「なんや、じいさんは聞いてへんの?コイツは朔のカノジョ」
「お、折田さん!」
折田さんがポカンと口を開けた。
「・・・・・・・・・・折角結弦に嫁さんを紹介しようと思うたのに。野波くんに先を越されてたとは・・・・・」
襖が開いて、和装の女の人がビールを運んできた。
「じいさん、オレ人のモンに興味ないから。小娘に手なんか出したら朔に殺される」
「すみません・・・・・」
よく冷えたグラスをそれぞれの前に置いて、ビールの瓶を取って折田さんに注ぎながら謝る。
「野波くんめ、僕がこまりちゃんがお気に入りなんを知ってるクセにけしからん」
3人で軽く乾杯をしてそれぞれが口につける。
「そんな取り合っていただくほどのモノでは・・・・・」