好きを百万回。
『ねぇ、何とか言ったら?』
「・・・・・・・・・・言われた通りにするわよ。だから野波さんには何にもしないで。来週の面接が終わったらちゃんとする」
『話が早くて助かる~』
耳障りな笑い声が保留のメロディに切り替わる。
森崎さんにお休みをもらう旨を伝え、電話を切った。
もう涙も枯れ果てた。
「やらなあかんこと、いっぱいあるしね・・・・・」
声に出して自分を奮い立たせる。
しっかりしないと・・・・・!
手早く身支度を整え、鏡を見る。顔の腫れも少しはマシになった。
「あらあ、泣き腫らした顔」
努力はちっとも報われていないことに苦笑する。
「泣かないほうがおかしいやんか」
持ってきたものをベッドサイドの椅子におく。