好きを百万回。
「こまりちゃんは幾つや?」
「今年24になりました」
「ほうか、妙齢やな」
「みょ・・・・・っ妙齢?」
言い方がおかしくて思わず笑ってしまう。
「なんか、オレ抜きで楽しそうですね」
後ろから聞き覚えのある声。
「なんや野波くん、もう来たんかいな」
「待ち合わせ5分前がエチケットでしょう。時間潰しにナンパしたんですか?」
「わ・・・・・わたしがナンパしたんです」
「木下さんが?」
「はい!」
なんとなくお店の前で入るのを躊躇してはったのを知られたくないんじゃないかなと思ってつい言ってしまった。
「木下さんって年上好き?」
「え・・・・・?あの・・・・・」
赤くなって返事に困ってしまう。