好きを百万回。
「どういうことですか!?」
山岸くんが不審がる。
「・・・・・ウチのジジイが何かしたんやろ。オレ、呼びつけられて根掘り葉掘り聞かれてかなり立腹やったから」
「まさか取引をどうするとか脅したり・・・・・」
「山岸、あんまり突っ込むな」
「結果オーライやけど残念やわ。わたしが矢口を再起不能になるまで追い込んでやろうと思ってたのに」
亜弥が心底悔しそうに舌打ちをした。何をするつもりだったのか聞くのも怖い。
折田さんまで巻き込んで、わたしはどれだけの人の手を煩わせたのだろう。
「あの・・・・・みんなごめんなさい。いっぱい心配も迷惑もかけて・・・・・」
椅子に座ったまま、頭を下げる。
「ええのよ。みんな素直で優しいこまりが好きなんやから。ハワイ留学頑張って来なさいね。折角イチャイチャできると思ったらまた3ヵ月もお預けなんて腹黒エリート様には可哀想やけど」